研修・キャリアの特徴
血液内科の魅力
内科医としての臨床能力を伸ばせる
血液疾患は全身の病気です。化学療法や造血幹細胞移植後には様々な合併症や感染症が生じやすいため、常に高いレベルの全身管理が求められ、自然と総合的な臨床能力を養うことができます。
診断から治療まで一貫して患者さんを診る
血液内科は検査から診断、治療に至るまでを一貫して行うことができ、患者さんと真摯に向き合える診療科です。
血液疾患では長期にわたる治療・管理が必要なことが多いので、患者さんやご家族との関わり合いも深く、長期的な視野で診療を行っていくことも特徴です。
若手医師がのびのびと成長し合う雰囲気
指導医を中心として、医局全体で若手医師を育てようとする意識が強い医局です。若手医師が多い医局なので、和気あいあいとした雰囲気があります。出身大学は多様で、学閥はありません。
指導医・専門医によるきめ細かい指導
診療のみならず、論文検索、症例発表なども丁寧に指導しています。
血液内科の臨床業務
主な対象疾患
血液疾患は全身の病気であり、全身管理が必要です。
内科医としての総合的な臨床能力を養うことができます。
●良性疾患
再生不良性貧血、自己免疫性溶血性貧血、免疫性血小板減少性紫斑病など
●悪性疾患
骨髄増殖性疾患、白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫
●造血幹細胞移植
●よくある他科コンサルト
貧血、白血球減少、血小板減少、リンパ節腫大
身に付く手技
骨髄穿刺、腰椎穿刺、胸水・腹水穿刺、中心静脈カテーテル留置などの診療手技も身に付けることができます。
週間スケジュール(例)
病棟
若手の内は主に病棟管理を行い、卒後7~8年目頃から平行して外来も担当します。
病棟管理は基本的に3人程度での班体制であり屋根瓦式教育です。
困ったときは班を問わず相談し合い、よりよい医療のために日々取り組んでいます。
●班体制
1班 2~3人構成
平均10人前後の患者さんを担当します。
入院患者さんは8割悪性疾患で抗がん剤治療、2割は良性疾患です。
●マルク当番
外来で骨髄検査を行います。
●ケモ当番
腫瘍センターで見張り番をします。
●日直
化学療法前の診察や他科依頼の対応します。
外勤
週3回
一般内科外来がほとんどです。
当直
●大学
当直 1~2回、オンコール 2~3回
●外勤
3~4回 (寝当直がほとんど)
給与
60~80万/月
当科で取得可能な資格
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日本内科学会認定内科医
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日本内科学会総合内科専門医
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日本血液学会血液専門医
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日本造血・免疫細胞療法学会認定医
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日本がん治療認定医機構がん治療認定医
など
働きやすい環境づくり
時に深刻な状況の患者さんを支えるためにも、医師のQOLを保つことを大切にしています。
私たち医療者が心身ともに健康であること が最善の治療を提供するためにも非常に重要なことだと考えています。
当番制できちんと休めます
時間外の対応は基本的に当直、当番医が対応する体制をとるため、きちんと休めます。
女性医師も増えています
女性医師も多く、ライフステージに合わせた働き方ができるように対応しています。