診療の特徴
●先進的医療の実践
すべての領域の血液疾患に対して先進的医療を積極的に取り入れ、また最新の研究成果を生かし、治癒率の向上に努めております。遺伝子診断などの最新の技術を駆使し診断レベルを高め、治療も患者さんごとに変更したテーラーメード医療を行っています。
●難治性血液疾患に対する造血幹細胞移植
2022年には造血幹細胞移植推進地域拠点病院の指定を受けて活動しています。難治性血液疾患については造血幹細胞移植を積極的に行っています。特に、従来は造血幹細胞移植の適応とされていなかった高齢者(60歳以上)にも、骨髄非破壊的移植前処置を用いた移植治療をおこない良好な成績を得ています。
●昭和大学病院・臨床病理診断科との緊密な連携
悪性リンパ腫の診療では正確な病理診断が必須です。血液病理を専門とする昭和大学病院・臨床病理診断科との緊密な連携のもと、迅速・適確な診断・治療方針の決定を行い、治療成績の向上に努めています。
診療の特徴
●エビデンスに基づいた治療
血液疾患全般(造血器腫瘍、貧血・造血障害、出血性疾患・血栓性疾患)の診断を行い、エビデンスに基づいた治療を行っています。
●造血器悪性腫瘍に対するがん薬物療法
造血器悪性腫瘍に対しては自家末梢血幹細胞移植を含むがん薬物療法を実施しております。
※当院では成人血液疾患に対する同種造血幹細胞移植を実施していないため、適応となる方は昭和大学病院血液内科や近隣の施設へご紹介しております。
診療の特徴
●血液疾患に関する専門的な検査
リンパ節生検、骨髄検査、病理学的検査、フローサイトメトリー、染色体検査、遺伝子検査、PET/CTが行える体制を整えています。
●造血器悪性腫瘍の治療
造血器悪性腫瘍に対しては抗癌化学療法(各種抗癌剤、分子標的薬、抗体医薬を含む)、放射線療法を行っております。
※急性白血病の治療および造血幹細胞移植(自家移植、同種移植)は行っていないため、適応となる方は昭和大学病院血液内科や近隣の施設へご紹介しております。
●免疫抑制療法
再生不良性貧血、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、赤芽球癆に対して、免疫抑制療法(抗ヒト胸腺細胞免疫グロブリン、シクロスポリン、副腎皮質ステロイドなど)を行っています。